事業所概要

事業所名 ゆわっこのおうち
場所 横浜市都筑区早渕3丁目35-11港北幼稚園敷地内
最寄り駅 横浜市営地下鉄グリーンライン東山田駅徒歩8分
一日定員 10名
ご利用時間 【月曜日~金曜日】9時15分〜17時15分
※土曜・日曜・祝日・年末年始はお休みです。
対象 3歳~5歳(年少~年長のお子様)
送迎 なし
昼食 お弁当持参

児童発達支援事業って?

発達段階でどこか気になる子や障がい者手帳、愛の手帳をお持ちのお子様が日常生活(園生活)をよりスムーズに送れるように、発達の専門チームがお子様の特性に合わせた関わりで育ちを個別支援計画の元、サポートします。
一人ひとりに合わせた、より丁寧な発達ケアができる民間施設です。
自治体が発行する「通所受給者証」を利用することで無償にてご利用いただけます。(一部プログラムやおやつ代は実費となります)

「ゆわっこのおうち」について

「ゆわっこのおうち」に込めた想い

ゆわっことは「結く子」という意味を持ちます。ここに来てくれる子たちと幼稚園のお友達、ここにいる先生、保護者の皆さん、地域の皆さんと結くそれぞれ出逢い。
ここに来てくれる子たちが、ここで見つけ広がる新しい世界とのつながりを結く。
ここで「結く」出会いや経験がたくさんありますようにという願いを込めて「ゆわっこ」とし、ここがお家のように、親しみを感じてもらえる場所、ほっとできる居場所、拠り所になってほしいという想いを「おうち」に込めています。

港北幼稚園×ゆわっこのおうちだからこそ届けられる子育て地域支援

子どもの日常生活の場である「幼稚園生活」に密接することで、生活の中での困りごとをその場でケアできることを目指し、その子の日常生活がより安定し送れるようサポートし、次のステップである小学校生活へと繋げていきます。
また、多様な関わりの中にいるからこそ生まれる「寄り添う気持ち」「支え合うことの大切さ」「色んな人がいるから面白い。自分は自分でいいんだ」と思える心を、幼稚園と児童発達支援が連携することで、より育てていける”心を育む場所”になれればと思っています。
保護者の方が、地域でより身近に発達のことや、子育てのお悩みを相談できる場としても、ご活用いただければと思います。

支援方針


子どもたちが幼稚園の中でお友達とだからできた!この子がいるからここが好き!という豊かな経験やここならではの出逢いから育まれるものを最も大切にしています。
そのため、固定されたプログラムやカリキュラムはありません。
幼稚園併設を最大限活かし、集団生活や行事、季節の遊びなどその時々の子どもたちの楽しんでいることを一緒に共有することで「やってみたい」「楽しい」「すき」をたくさん見つけていきたいと考えています。
その上でやってみたい気持ちから苦手なことやまだできないことでもチャレンジする意欲を育てていきます。
その意欲を拾い上げ個々でサポートすることでその子やご家庭が困っていることや悩んでいることをフォローしその子の日常生活能力の向上や、発達を促していくことに繋げていきます。
保護者の方とのお話する機会を大切に、一緒に子育てを伴走させていただけたら嬉しいです。

どんな子が通えるの?

ゆわっこのおうちでは3歳から5歳(年少~年長)のお子様にご利用いただけます。
1.障がい者手帳・愛の手帳(療育手帳)・通所受給者証をすでにお持ちのお子様。
2.どこか気になるな〜という子。例えば…

  • お家や園生活で気になることがある子
  • じっとしてるのが苦手
  • 集団行動が苦手
  • こだわりが強い
  • 友達とのトラブルが多い
  • 指示が通りにくい
  • 言葉がゆっくり
  • イライラしやすい
  • 怒りっぽい
  • クラス活動についていけない など

どんな通い方があるの?


ゆわっこのおうち単体利用

以下2つのご利用時間がございます。

①幼稚園時間利用 9時15分〜13時30分
港北幼稚園の園児の登園〜降園までの時間を一緒に過ごしながら、集団生活の中にゆわっこのおうち職員寄り添い支援を行います。

②午後枠利用 14時〜17時15分
小集団の療育(60分弱)からスタートし、個々の困りごとを専門的に支援します。
その後、港北幼稚園のお友達(預かり保育のこども達)とおやつ時間から一緒に過ごし、集団生活の中にゆわっこのおうち職員が寄り添い支援を行います。

利用日数は別途面談にてご相談ください。

港北幼稚園、ゆわっこのおうち
併用型利用

港北幼稚園に所属しながら、必要な場面や時間にゆわっこのおうちを利用することができます。
利用時間は以下2つのご利用時間がございます。

①幼稚園時間利用 9時15分〜13時30分
港北幼稚園に登園。その後、幼稚園生活にゆわっこのおうち職員寄り添い支援を行います。

②午後枠利用 14時〜17時15分
クラスでのさよならお集まりの後、ゆわっこのおうちに移動。
小集団の療育(60分弱)からスタートし、個々の困りごとを専門的に支援します。
その後、港北幼稚園に戻り、預かり保育の子どもたちと合流し、おやつ時間から一緒に過ごし集団生活の中にゆわっこの職員が寄り添い支援を行います。

利用日数は面談にてご相談ください。

利用までの流れ

  • STEP 1概要説明
    見学会や相談会にて児童発達支援の概要説明
  • STEP 2ヒアリング
    面談でお子様についてヒアリング
  • STEP 3通所受給者証の申請
    保護者の方が区役所にて通所受給者証を申請
  • STEP 4計画作成・ご説明
    個別支援計画を作成し再度面談にてご説明します
  • STEP 5ご契約・利用開始
    通所受給者証が届き次第、ご契約。利用開始

ゆわっこのおうちができるまで


「地域の幼稚園に児童発達支援事業を併設する」この取り組みの背景には誰もが当たり前に幼少期を過ごすのは「地域の幼稚園や保育園」だと疑わない現実がある。だけど実際には、特性がある子たちが取り残されてしまっている現実があり、それは仕方ないこととされてきました。
この子たちの幼少期も、みんなと同じで「今」しかありません。こどもでいられる「今」だからこそ感じることができるキラキラした世界、ワクワクする新しい冒険。宝探しのように、「好き」が増えていく経験や出会い。そんな日々はこどもならではです。
インクルーシブ社会が提言されるようになってきましたが、小さい頃から取り除けない壁があるのに、そんな社会は実現可能なのでしょうか?
配慮ができないのであれば、配慮ができる環境を整えればいい。理解が足りないなら、みんなが学べる場所を作ればいい。動かなければ何も変わりません。
”みんなで過ごす日々”それは特性がある子にも、そうでない子にも、そして周りにいる大人たちにも多くの学びと成長の機会をもたらします。
ゆわっこのおうちは、この地域の子たちだけの施設ではありません。この施設をモデルに、他地域にもこのような取り組みが広がる事を、そのお手伝いをさせていただけたらと切に願いを込めて作った場所です。
その想いをぶつけたクラウドファンディングには、たくさんのご支援、応援をいただきました。本当にありがとうございました。
皆さまからの想いを胸に、この施設をより多くのこどもたちに届けていけるよう歩みを進めてまいりますので今後とも見守っていただけると幸いです。